遺伝子実験施設連絡会議運営要綱

1.目的
 遺伝子実験施設連絡会議(以下「連絡会議」という。)は、学術審議会の建議 「大学等の研究機関における組換えDNA実験の進め方について」(昭和53年11 月28日学術審議会第21号)の主旨に沿い、我が国の大学等の研究機関における 組換えDNA研究の推進及び教育の充実を図ることを目的とする。

2.構成
 連絡会議は、別表に掲げる遺伝子実験施設及びその関連施設をもって構成する。 なお、新たに施設を追加する場合は、連絡会議の議を経て行うものとする。

3.組織
(1)連絡会議は、各施設から選出された各2名の委員(施設の長及び専任教官)及び組換えDNA専門委員会主査から推薦された委員若干名をもって組織する。
(2)連絡会議に幹事1名を置き、委員の互選によって定める。幹事は、連絡会議 の事務を総括する。
(3)幹事に事故があるときは、幹事があらかじめ指名する委員が、その職務を代行する。
(4)連絡会議は、原則として、年1回開催する。
(5)連絡会議は、開催大学の施設の長が召集し、その議長となる。

4.審議事項等

 連絡会議は、その目的を達成するため次の各号に掲げる事項を審議するとともに、組換えDNA専門委員会との連絡を密にして、その円滑な遂行を図る。

(1)実験従事者に対する実験指針に沿った組換えDNA実験技術の教育・訓練に関する調整。
(2)組換えDNA実験に関する内外の情報の収集、整理及び提供に関する調整。
(3)組換えDNA実験に広く利用される宿主−ベクター、制限酵素、合成DNA等の標準的試料の作成、収集、保存及び配布に関する情報交換。
(4)我が国における組換えDNA研究の推進に有用な遺伝子の収集、保存及び配布に関する情報交換。
(5)その他、組換えDNA研究の推進及び教育の充実に必要な施策の提言。

5.雑則
 この運営要綱に定めるほか、連絡会議の運営について必要な事項は、連絡会議が定める。

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(遺伝子実験施設連絡会議のサーキュラー「遺伝子」より転載)

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